19世紀後半、産業革命による大量生産に反発してイギリスて始まったアートアンドクラフツ運動と、当時イギリスの植民地だったインド・ベンガル地方の住宅様式として人気のあったバンガロウスタイルが融合して生まれた住宅デザインが、アメリカの建築家によって「クラフツマン」誌で紹介されて全米に広がり、クラフツマン様式と呼ばれるようになりました。
このクラフツマン様式は当時日本にも輸入住宅として紹介され、大正デモクラシーと共に新しい住宅スタイルとして東京、大阪、名古屋、軽井沢などに、日本最初の輸入住宅ブームをもたらしました。クラフツマン様式にどこかノスタルジックな雰囲気を感じるのはその為かもしれません。
クラフツマン様式には、端を発しているアートアンドクラフツ運動からジャポニズムの影響が多く見られます。自然界にモチーフを求め、木や石の素材そのものの美しさを生かしたデザインと、大きな切妻屋根のバンガロウスタイルが特徴です。 今アメリカで最先端のデザインとして何度目かのブームが起きています。
【クラフツマン様式の特徴】
・緩やかな勾配の大きな屋根。切妻屋根が多いが寄棟屋根の場合もある
・木や石、煉瓦などを化粧に使う
・玄関前ポーチはシンプルで、半階の高さの四角の支柱を持つ